2016年10月2日日曜日

ドロミテ② Lago di Braies (ブライエス湖)⇒ Malga (マルガ) 2115m

9月27日(火)

朝9時頃出発し、ブライエス湖の駐車場へ。
遠く~近くまで約3個所あり、恐らく値段も少しずつ違う、私たちは一番遠い所で、(と言っても歩いて10分くらい)時間制限無し5€。

イタリア語学校の先生が、偶然、同じ場所へ8月にバカンスに行ったとの事でしたが、
ブライエス湖の駐車場マックスキャパを超え、遠い場所に駐車して歩いたらしく。
恐らく私たちは時期的に、バカンスシーズンから外れ人も少なく、晴れ女パワー発揮で、連日天気にも恵まれ、ラッキーでした。


ブライエス湖はひんやりし、非常に幻想的。一度見て見たかった場所でした。
ちなみに、左は朝9時半、右は16時の写真。
ブライエス湖というと。このエメラルドグリーンの湖水が有名なので、夕方の方が綺麗な写真が撮れるのかな…?



ここで!!夫が良く調べないまま、上の写真を正面に見て、左に進んだのですが、
Sentiero19入口から、全く逆側だと後から分かりました=_=

19入口にたどり着くまで、湖をほぼ3/4周!時間大幅にロス^^;(かなり大きい湖なんですよ、汗)
9時半のブライエス湖は太陽も当たらず、底冷えがするほど寒い!そして、なぜか道中、チーズの腐ったような臭いが…なぜ?(;_;)

10時過ぎに、やっとのことで、入口に到着。
まずは、40分ほどの平らなハイキングコース。途中出逢ったのは、ドイツ語話者だけ^^;


追記しておきますが、牛さんの糞が全体的にあり(夏になると牛さんは山を登るかららしい)
ずっと臭いですww 2日目になると少しずつ慣れてきますが、ちょっと辛かった。よっこらしょと、地面に座ることもできない(;_;)


日差しが段々暑くなってきて、上着を脱いだり…温度調節。
日陰に入ると寒いし、日向へ行くと暑いし、と、この時期の山は、調節が大変です。。
これはこの日だけでなく毎日。 薄手から厚手、半袖から長袖、コート…と様々な服を持参して正解でした。

10時45分に、最初の目的地、山小屋Malga Foresta(1590m)に到着。
ここからSenrieroが三手に分かれていますが、私たちは写真右の橋を渡り、19を進みます。



水分補給をし一休み、山小屋には寄らず、Malga目指し、出発。
ここから先に進む人たちはあまりいなく(恐らく私たちが遅すぎた、というのもあるかと…)
大体ここで昼食を取ったり、ゆっくり過ごす人が多いようでした。

標識によれば、所要時間1時間40分とありましたが、
ここのコースは、到着まで、普段のトレッキングコースに比べて標識が極端に少なく(確か1回だけ?)到着時間の見当がつかず、大変でした。




さて、山小屋の後も、割と緩やかな道が続き、草原に到着。
ここで、持ってきたパニーニ、お菓子等で軽食。この時点で大体12時。

牛の糞の心配もなく安心かと、切り株の上に腰掛けました。
大分疲れてきています。。でも、目的地にたどり着けば、もっと綺麗な眺めが私を待っている…と自分を追い込むw




この先から、険しい道が始まりました。
時間との戦いになり、写真撮影などしている場合では無くなり(苦笑)
登りに関しては、写真があまり無く。

ここのSentieroには湧水が出ている場所がたくさんありました。
夫は水の流れる音が好きだから、と、道中、ビデオを何度か撮影ww


特に、最後の約20分は、超急斜面(写真右)で、非常に険しい道で、大分辛かったです。
このあたりで、「日が落ちたら帰れないし、終わりが見えないので、辞めようか」と話していました。

写真左は、湧水でベンチもあったので、一休みしたポイントでした、ここで休みすぎたか?^^;
(写真左12時20分 右12時45分)




心臓破りの崖を登りきると、そこには、これぞまさに私は見たかった景色が、広がっていました!
到着時間、13時少し前。

おとぎ話の中のような風景、本の中のような風景…胸が打たれました。
頑張って登って本当に良かった、感激!!!
晴れ女のパワー発揮で?本当に美しい風景を拝むことが出来ました。






もう少し奥まで歩き、山小屋(Hutte, Rifugio)を目指します。
山小屋?がいくつか点々としていますが、食事が取れる山小屋は、写真右の白い建物。



こんな感じです。



山小屋 Malga Ucia Fojedora 2115m。 到着は13時過ぎ。
お客さんは、他のトレッキングの日の山小屋と比べると、かなり少なかったです。(恐らくロープーウェイも通っていない場所なので、辿り着くのが難しいのかと…)




今日作ったんだよ!とオーナーさんお薦め、Linzer Torta (リンツァートルテ)をオーダー。
オーストリアやドイツで主に食されるケーキだそう。
飲み物は、夫はビールw、私はお水(無料でした!)。価格も良心的な上に、一切れが大きい!




このケーキ、スパイスが利いていて、アーモンドも生地に入っているのか?とってもしっとり。
山を登った達成感に満たされながら、こんなに素晴らしい眺めの中で食べるケーキは、人生で一番美味しく感じました。これぞ究極の幸せだと思いました。


ここの場所、なんだか、今思うと、もうたどり着けない場所で、あれは夢だったんじゃないか。と思う位素敵な時間だったんです。

山小屋のお客さんは、みなひそひそ声で話していて、シーンとしているし、
オーナーさんが突然、ヨーデルを歌いだしたり、
そのあと、アコーディオンを演奏し唄い出し、周りのお客さんは踊り…なんだか不思議な愛おしい時間でした。


この演奏が大体13時45分、ものの30分の間に、天気が急に曇空になり、寒くなってきて、私は半そでから一気に長袖を二枚羽織り、手袋まで装着するくらいの寒さに…
”山の気候は変わりやすい”とは正にこのこと。
もう少し早く到着すべきだったね、と夫と反省。この教訓を翌日のトレッキングに活かすことに。


食べ終えたお皿を持って行くと、こんなことしてくれたお客さんは初めてだよ!でも、割引はしないよwとオチ付き(笑)
日本人はこうするのが普通なんですよ、と言うと、オーナーさんは日本へ行ってみたいんです、美味しい食べ物がたくさんありますからね!と言っていました。


素敵な気さくなオーナーさんの素敵な山小屋、もう一度戻りたい。
後2回山小屋へ行きますが、フレンドリーなある意味緩いw 山小屋は、ここだけ(笑)
今度はゆっくり、ランチを取りたいなぁ!


下るのに、2時間はかかるだろうということで、ゆっくりする間も無く、
14時頃(涙)下り始めることに。。


帰りは、少し余裕が出来たので、植物の観察も。
左:小さな可愛いお花、campanula di monte 
右:Abeti(モミ) 標高が高い場所の種のようで、たくさん見かけました。



道は途中、ずっと急斜面が続きます。
写真だと奥行きがなかなか分かりずらいのですが…


ランチを取った草原に戻りました。
日もまた出てきて、下ると暑くなってきました。少し前まで居た山の上の寒さとは大違いです。




丘を抜けて、最初の山小屋へ戻る途中の道。
夫が行きに石を乗せたのですが、増えてるなぁと言っていました。




恐らく私たちが最後でした…山小屋のオーナー?にさえ、車で抜かされてしまった(涙)
やはり遅かったんだな。。


帰りは、そのままSan Candidoで、少し買い出しと買いものをして、帰宅。。
San Candidoは、2日目でやっと少しわかったのですが(遅い?w)病院も、スーパーもあり小奇麗な町なのですが、宿が多く、そして無料の駐車場も無い!!
翌日行くSestoの方が生活感が感じられて好きでした。




この日は、パニーニに入れたスペックがかなり余っているので、それに西洋ねぎで、パスタを作りました。疲れていたので大変でした、、、(;_;)

翌日もトレッキングです!

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